お盆休み前の8月10日~12日にかけて、一宮市起にある一宮市尾西歴史民俗資料館 旧林家庭園内の消毒、剪定作業を行いました。
毎年、季節に合わせて年4回の剪定。年2回の消毒を行っています。1年を通して、拝観していただけるお客様のために庭園内を綺麗にしています。
旧林家庭園の剪定を行う際に気をつけていることは、常に造った当時の庭をイメージしており、1本の樹木だけを注視するのではなく、庭全体を1つの空間として捉え、バランスを考慮しています。自然風仕立てなので、エンジントリマーや大ハサミはほとんど使用せず、低木もハサミで枝を抜いて透かしています。
ヤマモモやモッコクなどの常緑高木の枝透かし、ドウダンツツジやサツキ、ササなどの低木剪定を重点的に行いました。また、資料館西のウバメガシの刈込、カシの剪定を行い、全体的に明るくなりました。
文化財庭園保存技術者協議会より松中副代表「有限会社松中造園 代表取締役 神奈川県鎌倉市」のご指導をいただき、3日間の作業を終えました。